温泉が無い?
木曾路の南方に南木曾町がある。
ヒノキ香る歴史の里で水と緑に包まれた懐かしい風景がある。
南木曾には三留野宿と妻籠宿とがあり、江戸日本橋から数えると41番目と42番目の宿場である。
中央西線南木曾駅に着いて時間に余裕がありふと思いついてこの辺に温泉でもないだろうか、暑いので一風呂浴びたい。
タクシーの運転手さんに尋ねる。
「なに、温泉?そんなのないよ」。
今度は駅前の観光案内所を覗く。
これが大当たり。
「温泉ありますよ、滝見温泉ていうんです」。
案内嬢の声もはずむ。
『南木曾の旅』というパンフレットを提示しながら地図とバス路線など詳しく説明してくれる。
私もびっくりした。
木曾谷にはおよそ温泉は少なく掘っても出ないと思いこんでいた。
それがまさかと思いながらも、念のため尋ねてよかった。
飯山 旅館などの有名な温泉はタクシーの運転手さんや地元の人も知っているが、新しかったりマイナーだとこんな回答が帰ってくるのだ。